出口のない迷路の中

更新終了。「You're my shining star.」

イケメンヴァンパイア THE STAGE~Episode.0~ 備忘録のようなもの


「イケメンヴァンパイア◆偉人たちと恋の誘惑 THE STAGE ~Episode.0~」、MADEの初主演舞台を観劇しました。

f:id:seika2083:20190423194846j:plain


1月25日の朝Twitter見たらすでに大荒れ。何事かと思ったら「MADE」「初主演」「イケメン」「ヴァンパイア」「偉人」という言葉が目に飛び込んできて、さらに何事かと思った。最初意味が分からなかった。MADE初の大仕事、本当に本当に嬉しくて、思わずお赤飯炊きました。

ということで、ヴァンステについて、「ここがよかったよ」「こんな感じだったよ」等、備忘録として記載していこうかと思います。

日程や登場人物等の情報については公式HP参照。
イケメンヴァンパイア 偉人たちと恋の誘惑 THE STAGE ~ Episode.0 ~ | 舞台公式

 

【チケットについて】

申し込み形態は以下の通り。

・原作アプリ先行(CN)
・ジャニーズジュニア情報局枠
・キャスト先行(CN)
・一般先行(ぴあ、CN、ローチケ)
・一般発売(ぴあ、CN、ローチケ)
・サイド指定席 注釈付き

 

【スケジュール感のメモ】

・1/25 舞台化情報解禁
・1/30 追加キャスト発表
・3/10 キャスト顔合わせ、稽古開始*1
・3/25 追加キャスト発表
・3/27 キービジュアル解禁
・4/12〜16 公演

 

【内容の備忘録】

ざっくりあらすじは書きますが、ヴァンステ観劇した方にしか伝わらないことがあると思います。あと、レオナルド(稲葉くん)のこと多めです。

舞台台本がグッズとして販売されていたので、場面に関してはそれをもとに記載します。


◆オープニング
・『Lucida』。2番のAメロで、MADE(ナポレオン・レオナルド・モーツァルト・アーサー)と松本ひなたくん(フィンセント)と横尾瑠尉さん(テオドルス)で踊る部分がある。これがとってもかっこよくて。違う事務所の人と一緒にこんなに踊るところってなかなか見れないだろうし、すごく貴重な光景だった。
・ダンス中の稲葉くんの持て余した左手が好きでした。(細かい)

 

■晩餐会
アーサーの誕生日会として、屋敷の住民が晩餐会に参加する。そこに、伯爵と契約を交わしておらず、自分が蘇った理由もわかっていないナポレオンがやって来る。

・早速アーサーのセリフ量が圧倒的すぎる。のぶぅすごい。演じているのがのぶぅってこと忘れたよね…。
・アーサーとテオの悪友コンビの会話、テンポよくて好き。
・この時点ですでにセバスが最高。本編のセバスっていうよりかは、ヴァンなま*2のセバスっていう感じ。いい味出してる。
・誰からも相手にされずりんごいじりながらふてくされているアイザックがかわいい。
・テオ「兄さんは可愛いなんかじゃ足りない。国宝級に天使で可愛いだ!!!」 わかる、わかるけどそれを全力で言っちゃうテオがかわいい。
・登場10秒後にたばこ吸い始めるレオナルド。いや、公式HPに「喫煙シーンがあります」とは書いてあったから、もしや、とは思っていたけど。いきなり来たよ。心臓に悪いよ。指抜きグローブはめた綺麗な指先でたばこ扱うのしんどい。惜しげもなく何回も吸うのしんどい。たばこ咥えながらワイン注ぐのしんどい……。
・突然登場する太宰。アイザック「太宰、あんたどっから入って来てんの!」→太宰「そこ」(指差し)でさりげなく一緒に指差すレオナルド。
・普段屋敷の外に住んでいるシェイクスピアに、伯爵にワインを渡してくるよう促すレオナルド。全体を見ている立ち位置の役なんだということがわかる。
・アーサー「革命って音楽作ったのモー君じゃなかったっけ?」→モーツァルト「あれはショパンだ」(すかさず)→アーサー「あれはショパンだ」(すかさず)www
・推し偉人であるナポレオンが登場して、話しかけにいきたいけど躊躇してしまっているセバスの背中を押すレオナルド。最終的に「行ってこい!」みたいに背中ぽんっと押す。
・ジャンヌが剣を抜いたとき、レオナルドがフィンセントとテオをかばうように前に立つ。剣を交えている様子を見るときの鋭い目つきのレオナルド。(かっこいい)
・レオナルドは常に全体を見ている、大人の余裕のある人物。だからなのか、台本になくても色んな偉人たちとの細かい絡みが見られるのが良い。そして衣装が似合う。

 

■ナポレオンという男
ナポレオンは自分が蘇ったことを受け入れられず、一人葛藤する。

シェイクスピアの一人語りのシーン。狂気じみた演技ぞっとしたし、声も聞き取りやすいし、終始圧巻でした。

 

■屋敷の偉人たち
困惑するナポレオンを心配するフィンセント、テオドルス、アイザック、太宰、セバス。

・フィンセントとテオが去ったあとのナポレオン・セバスの掛け合い、毎回楽しみだった。引き続きセバスがほんと楽しい。
アイザックがナポレオンに自己紹介しようとするけど、それを遮って太宰がナポの前に出てきて適当な自己紹介をする。「どうも初めまして。ショパンです」のくだりが千穐楽だけ「ルパンです」になったのは笑った。
・全体的に太宰がものすごくよくて。変わり者で自由人で、ひたすら飄々とした太宰の様子が、この舞台でよいアクセントになっている印象でした。


■伯爵の隠し事
伯爵とレオナルドが、ナポレオンがやって来たことについて会話をする。一方、アーサーはこの件について、ナポレオン等、周りの人間を疑っている。

・伯爵とレオナルドが二人並ぶと二人のスタイルの良さに息をのむレベル。どっちもスタイルいいしロング丈衣装がとても似合う。
・伯爵が去った後、アーサーに「いつからそこにいた」と言って、おもむろにシガーケースからたばこ取り出して吸い始める。火をつけるまでの仕草がまたしんどい。このシーンはアーサーと話しながらたばこ吸っているから、横顔が思う存分堪能できる。これまた美しい…。

 

■事件の始まり
モーツァルトの部屋を訪れるナポレオンたち。モーツァルトたちは、ナポレオンのこれまで生きてきた覚悟を知ることになる。

■予期せぬ手紙
屋敷に侵入してきた謎の男たち。男たちは手紙を持っている。手紙の宛先はサンジェルマン伯爵、差出人は切り裂きジャック。男たちはジャックとして疑われ冤罪となった者たち。屋敷の中に本物のジャックがいると思い込み、攻撃を仕掛けてきた。

・ナポとジャンヌの対峙。殺陣の見ごたえがすごい。ナポレオンはかっこよくて、ジャンヌは美しくて。ジャンヌの構えている姿だったり剣をふるっている姿だったり、ところどころの所作がきれいでした。
・「落ち着け二人とも!」「とにかく剣はおろせ!」とナポレオンとジャンヌを止めるレオナルド。公演を重ねるごとにだんだん迫力が増してきたように思えて、この部分好きでした。
・手紙を読もうとする太宰「英語よめない~」 →アイ「貸して」(ふたりともかわいい)
・倒れていたはずの男たちが立ち上がり、襲いかかってきたとき、レオナルドの肩にかかっているコートの袖をつかんで隠れる太宰。
・レオナルドは素手で戦うから、毎回構えたときの手の形が絶妙で良いなぁと思っていました。(細かい)そして回し蹴りの所作美しかったなと。回し蹴りと共にひらりとなる裾……。
・膝カックンで敵を倒す太宰。
・伯爵が銃で男たちを倒したときに、倒れた男たちにすかさず駆け寄り、首で脈をはかるレオナルド。
このとき、フィンセントとテオだけ階段のところにいて、テオが苦しそうにしている。なんでだろと思っていたけど、これは本編に関わってくるところなのかな。気になる。

 

■疑惑
牢に入れられることになったナポレオン。伯爵は何かを隠している様子。一方食堂では、別の男たちが侵入し、再び戦いが始まる。

・警官に扮した男たちが屋敷に上がり込み、「ジャックはどこだ!!」と偉人たちを攻撃する。太宰「誰だいドア開けたの」 →アイザック「あんただろ!」 →太宰挙手(敬礼の時もあった)
・『Be revive』。サビで静かになったときのレオナルドは造形美。
・幕が下りようとするとき、ステージの中央で、警官の格好した男の一人が帽子を脱ぐ。これが本物のジャック。そのまま幕が下りて、1幕終了。

 

■ジャックとシェイクスピア
シェイクスピアが「悲劇の物語」を求め、ジャックとして冤罪になった男たちに語り掛ける。

 

■戦い
屋敷の住民は二人一組になり、男たちと戦う。

・フルーツナイフで戦うアイザックがそーきゅーと。
・颯爽と剣をふるおうとするジャンヌの背中に張り付いて邪魔しちゃうセバスwww
モーツァルトの大事にしている楽譜を手に取り、モーツァルトの悲鳴が聞こえる中、お構いなしに楽譜使って戦うレオナルド。うっすら笑いながら。
モーツァルトに殴られて目をぱちくりしつつ、キレたモーツァルトに怯えてピアノの影に隠れるレオナルドめちゃくちゃかわいかった。保護。
・テオとフィンセントのシーン、フィンセントが突然「待って、自己紹介しよう」って男たちに言って音楽止まるの何度見てもほんと笑った。フィンセント天使。
そのあと、テオ「俺は本物のジャックの特徴を知っている。本物のジャックは、○○が得意だ」→フィン「○○が得意なのって……△△だよね!?」と、公演ごとに異なるキャストが無茶ぶりに答えることになる。4/15がレオナルド・ダ・ヴィンチの誕生日であったこともあり、8公演中4回指名されたレオナルド。ほんと稲葉くん持ってる。ほぼ変顔でした。

 

■セバスチャンの想い
伯爵がいないことに気づくセバスとジャンヌ。ジャンヌの心境にも変化が訪れる。

・セバスのことを悪気なく「便利なやつ」というジャンヌ。

 

■本物と伯爵
一人で「薔薇が咲く場所」に向かった伯爵は、本物のジャックと対峙することになる。

・全体的にジャックの狂気じみた様子が振り切ってて、結構本気でこわかった。すごい。そしてジャックを演じる岩崎さんかっこいい。こんなきれいなお顔で狂ったような表情と発言するの、目が離せなくなった。


■戦い2
ほかの住民も、伯爵がいないことに気づき始める。男たちの攻撃にキリがなく、レオナルドやモーツァルトに諭されたアーサーは迷いの末、ナポレオンを牢から出す決断を下す。

・アーサーが「ナポレオンを牢から出す!」となったとき、「はは、そうこねぇと」って言うレオナルドめちゃくちゃかっこよかったー!!あと首ぽきぽき→「バトル再開だ!」も好きでした。
モーツァルトのスローモーションでの側転とバク転はちょっとすごすぎて意味わからない。本当に時間の流れがそこだけ変わったのかと錯覚してしまった。
・『暗闇』はナポレオンのソロ歌唱。
・アーサーが戦いながら、ナポレオンに向けて語りかけるシーン。それまでの軽薄なアーサーとは違い、後悔をにじませながらの必死な様子のアーサー。のぶってすごいな……。
シェイクスピアと太宰のシーン。それまで飄々としていた太宰が急に真剣な表情になったところがよかった。この舞台をきっかけに、イケヴァン太宰ルート本編配信全力待機してる。

 

■本当のナポレオン
屋敷の中はようやく落ち着き、屋敷の住民は伯爵のもとに向かう。

・颯爽と敵を倒しちゃうナポレオンがかっこよすぎる
・伯爵が一人で戦いに行ったと知ったときのレオナルドのはっとした表情好き。
・太宰「さーあ、出陣だー!!」という、さっきのシリアスな雰囲気は微塵も感じさせない明るい発言。

 

■最終決闘
満身創痍の伯爵のもとに、屋敷の住民たちが駆け付け、ジャックと対峙する。

・『Imagination rules the world』の後半部分、歌っているキャストが一か所に固まって、しゃがんで歌う。これみんなかっこよかった…。偉人たちの迫力よ……。
・曲の間奏で、怪我した伯爵に駆け寄るレオナルド。
・ナポレオンが一人一人名前を呼んでいくところで、一人一人アクション→静止。
それまでテオに守られてばかりだったフィンセント、ここで急に打点高めの見事なキックを決めててびっくり。そういえば実は喧嘩強い設定でした。
・確かレオナルドは最後から2番目だったんだけど、男たちを倒したあと構えたポーズでライト浴びて止まるのが美しすぎて溜息出る。あのレオナルドアクスタにしたい。
・ジャックを倒して暗転したときに、レオナルドがまた伯爵のところの駆け寄って一緒に捌ける。長い付き合いの友人……!!

 

■真実
戦いを終えて、伯爵は住民たちに今回の事件の真実を語る。

・伯爵「俺たちと同じ、純血種のヴァンパイアだ」。伯爵の言葉を聞くレオナルドの横顔。
・フィンセントの「こーら、テオ」担です。
・太宰「俺は特に人妻が好きだよ?」と太宰が自分の胸元に手を入れるのめっちゃいい。(語彙力)
・レオナルド「ほんとこいつらが可愛くて仕方ねぇんだな、お前(伯爵)は」。それはレオナルドもでしょ……って言いたくなるような表情。

 

■エピローグ パターンA
ナポレオンとモーツァルトのシーンのあと、扉のあく音が聞こえる。

・ナポレオン「お前、そこで何をしている」 → Episode.1(ゲーム本編)に繋がっていくという終わり方。舞台発表されて以来ずっとゲーム進めてたので、この終わり方はすっごくわくわくした。

 

■エピローグ パターンB
ナポレオンの歓迎会を開く屋敷の面々。

・「飲みすぎるなよ、お前ら!」この言い方がまじでパリピ。稲葉くんはハッピーパーリーだけどレオナルドもハッピーパーリーだったの???
・客席降りもあったり、全員わいわいとしながら物語が終わる。

 

◆カーテンコール
『Lucida』のInstrumentalバージョンが流れている中、順番にキャストが登場する。MADEは最後に4人で出てくる。
挨拶は大河くん。ただし4/15レオナルドの誕生日は、マチソワどちらも稲葉くんが挨拶。
カテコは千穐楽以外は2回。最後MADEだけ残って、4人で一礼して捌けていく。
千穐楽のみ、MADE4人の挨拶と全キャストの紹介あり。

 

***

 

新しい世界に飛び込むというのは、とても勇気のいることだと思う。最初はどうしても風当りが強くなりがちだし、色んな意見も聞こえてくる。相当プレッシャーはあったんじゃないかな、と。
それでも、MADEの「このチャンスを逃すまい」という気迫は、MADEにおまかせや雑誌のインタビューでもビシビシと伝わってきた。

もちろん、舞台上でも。カーテンコールで4人が並んで堂々と一礼する姿、私はきっと忘れない。
MADEの晴れ舞台を見届けることができて、私は幸せだ。

 

そして、キャストの皆さんも全員魅力的で。演じているキャラクターそれぞれ個性が強いか、それぞれの人柄が頭に入って来やすい。
公演が終わるころには、登場人物全員に愛着が湧いていたし、MADEだけでなくキャストの皆さん全員のことが大好きになっていました。

 

5日間、最高に楽しかったです。素敵な舞台をありがとうございました。また同じキャストで再演されることを願って。

 

以上。

 

*1:公式Twitterより

*2:不定期で放送されるイケヴァン声優のラジオらしい